オーストラリアが誇る大人気ハードロック・バンド、ザ・デッド・デイジーズ。ミュージシャンであり、かつ投資会社のCEOも務めるという実に多彩な人物、David Lowyを中心に結成されたのが、2012年のこと。その作品に参加したメンバーは絢爛豪華。バンド名を冠した13年のデビュー・アルバムではガンズ・アンド・ローゼズのSlash（g）をフィーチャー。2ndアルバム『レヴォリューション』（15年）は、ガンズのRichard Fortus(g)やMarco Mendoza(b)、ヴォーカルに元モトリー・クルーのJohn Corabi、ドラムにはホワイトスネイクやフォリナー等に参加していたBrian Tichyを迎え制作されている。

その後Richard Fortusが脱退し、後任としてDoug Aldrichが加入。16年にはサード・アルバム『メイク・サム・ノイズ』をリリース。この年は、LOUD PARK16にて初来日も果たしている。その後Brian Tichyが脱退すると、元ジャーニーのDeen Castronovoが加入。18年には4作目のアルバム『バーン・イット・ダウン』をリリース。19年にはディープ・パープルやザ・フー、ザ・ローリング・ストーンズといった、ザ・デッド・デイジーズのルーツとなるアーティストのカバー集、『ロックド・アンド・ローデッド』を発表するも、John CorabiとMarco Mendozaが脱退。その後任にはレジェンド・ミュージシャン＝元ディープ・パープルのGlenn Hughesが加入し世界中のHR/HMファンが驚いた。Hughesがベーシスト／ヴォーカリストとしてだけでなく、コンポーザーとしての腕も遺憾無く発揮した『ホーリー・グラウンド』（21年）は、大傑作と評価されている。

 2022年、最新アルバム『レイディアンス』をリリース。Hughesをフロントマンに迎えての2作目だが、Brian Tichyが復帰している。そんな彼らの来日公演、実は3年前から計画されていたのだが、コロナ禍でなかなか実現せず、度重なるリスケを経てようやく決定した。そのような空白期間もあってGlenn Hughesが抜け、John Corabiが復帰しあらためてリスタートするかたちだが、名うてのミュージシャンが集結したスーパー・グループ5年ぶりの来日公演、ぜひ注目していただきたい。

__________以下バンド公式サイトBIOGRAPHYより__________

10年前ミュージック・シーンに突如現れた、ザ・デッド・デイジーズ。バンドは、古き良き70年代スタイルのロックを作り上げるというミッションを掲げ、世界最高峰のミュージシャンらを結集し、ロック・ミュージックの存続に大いに貢献している。バンドの名前は、創設メンバーのJon Stevensと「プッシング・アップ・デイジーズ（くたばる）」という古いスラングにインスピレーションを受けている。更にバンドのロゴやアートワークは、メキシコの風習である「デイ・オブ・ザ・デッド（死者の日）」に長年に渡り影響を受けてきた。

2013年にバンド名を冠したアルバムをリリースして以来、ますます知名度を上げているザ・デッド・デイジーズ。スタジオアルバムを6枚、ライブアルバムとカバーアルバムを各々1枚リリースしてきたバンドは、ロック・ミュージックが幾度も死刑宣告を受けているこの時代に、世界中にファンを生み出し、各国のメディアから称賛を受けている。

バンドは、David Lowy, Doug Aldrich, John Corabi, Brian Tichy, Glenn Hughes, Marco Mendoza, Richard Fortus, Dizzy Reed, Tommy Clufetos, Frank Ferrer, Darryl Jones, Charley Drayton, Deen Castronovo, そして Jon Stevensなどの素晴らしいプレイヤーらのDNAを脈々と引き継いできた。

またこの10年で、キッス、ガンズ・アンド・ローゼズ、スコーピオンズ、エアロスミス、デフ・レパード、バッド・カンパニー、ホワイトスネークス、ZZトップ、フォーリナー、ジューダス・プリースト、そしてハリウッド・バンパイアーズといった世界中のビッグなロックバンドと、二度とないスペシャルな共演を果たしてきた。

バンドはこれまで、ヨーロッパ、日本、南米、そして北米でツアーを敢行してきた。2015年、アメリカがキューバに禁輸措置を解除した際に行ったツアーでは、キューバの熱狂的な音楽ファンの前でプレイできることに彼らは興奮した。在韓米軍慰問で訪れた韓国でのツアーは彼らにとって誇りとなり、ポーランドで30万人もの観衆の前で行ったコンサート・フォー・フリーダムでは60人のオーケストラとの演奏を大いに楽しんだ。更にはダウンロード、ヴァッケン、グラスポップ、ヘルフェスト、そしてスウェーデン・ロックといった世界的に有名なミュージック・フェスに参戦し、何十万もの観客を熱狂させてきた。

2021年、バンドのガーディアン・デイジーをフーチャーした携帯ゲーム「デイジーズ・リベンジ」の配信が開始された。バンドの曲とMVにインスパイアされたこのゲームは、バンドが今後展開していくだろうデジタルエクスペリエンスの第一弾となる。

活動10周年を祝しリリースされるベスト・アルバム『Best Of』では、バンドのお気に入りのトラックが収録される。2023年ツアーからJohn Corabiが再びメンバーに加入し、ベーシストの元ホワイトスネイクのMichael Devinが初めてこのスーパー・バンドに参加する。彼らは8月末にカナダ、アメリカ、日本、そしてヨーロッパでツアーを予定している。

ザ・デッド・デイジーズは彼らの音楽を聴いたすべての人に「ロック・イズ・インディード・アライヴ（ロックは死んでいない！）」と確信させるため、前進を続け、エネルギーを生み出し、挑み続けている。

So, turn it up, enjoy the ride & ROCK with us!

さあ、音量を上げて、一緒に楽しんでロックしよう！