’08年3月、自らが設立したシルヴァー・アロウ・レコーズから約7年ぶり通算7作目となる『ウォーペイント』を発表。アルバムは好評を博し、『サザン・ハーモニー』以来、ひさびさの全米トップ10入りとなる5位にランクインした。’09年、4月に2枚組ライヴ・アルバムと映像作品の『ウォー・ペイント・ライヴ』を、8月には8作目の『ビフォア・ザ・フロスト』(全米12位)を発売。『ビフォア・ザ・フロスト』購入者は『…Until The Freeze』というもう1枚のアルバムをダウンロードできるようにもなっており、ファンを喜ばせた。その後の’10年8月には、それまで発表してきた曲のアコースティック・ヴァージョンを収めた『クロウオロジー』をデビュー20周年記念アルバムとしてリリースするが、12月に再び活動休止。それでも13年に復活し、ライヴ盤『Wiser For The Time』を発売したのだったが、ロビンソン兄弟がバンドの所有権に関する事案を巡って対立。’15年1月、ついにブラック・クロウズの解散が発表されたのである。バンド解散後、兄のクリスはクリス・ロビンソン・ブラザーフッドやブラック・クロウズの曲を演奏するアズ・ザ・クロウ・ファイルズで活動。弟のリッチはソロ活動やマグパイ・サルートの結成・来日公演(2019年1月9も行った。二人はもう決して交わることはないようにも見えた……。