UDO 音楽事務所

EXTREME/エクストリーム

BIOGRAPHY バイオグラフィー

1985年に結成。1989年、バンド名を冠したタイトルの『エクストリーム』でデビュー。メンバーはヌーノ・ベッテンコート(g)、ゲイリー・シェローン(vo)、パット・バジャー(b)、ポール・ギアリー(ds)の4人。ファンクの要素を取り入れた斬新なメタル・サウンドとヌーノのアイデアに満ちたギター・プレイが高く評価された。

’90年発表の2ndアルバム『ポルノグラフィティ』ではさらにファンク路線を推し進めた作品で、シングル「モア・ザン・ワーズ」は全米チャート No.1に輝くなど大ヒットを記録。このアルバムで彼らは一躍世界的に名を上げることに成功する。「ゲット・ザ・ファンク・アウト」「ホール・ハーテッド」「デカダンス・ダンス」など、ライヴで欠かさず披露される名曲を数多く収録し、商業的にも彼らのいちばんのヒット作となった。

1992年には3rdアルバム『スリー・サイズ・トゥ・エヴリー・ストーリー』をリリース。3部構成の大作というチャレンジングな内容だったが、彼らの幅広い音楽性の集大成ともいえる名盤として評価されている。このアルバムの来日公演では日本武道館公演が実現した。また、この年ロンドン・ウェンブリー・スタジアムで行われたクィーンのフレディ・マーキュリー追悼コンサートでは、圧巻のクィーン・メドレーを披露し世界中のロック・ファンの目を釘付けにする。エルトン・ジョン、ガンズ&ローゼス、メタリカ、デフ・レパードと錚々たる出演者たちに囲まれながら眩い光を放ったのであった。

’95年には4thアルバム『ウェイティング・フォー・ザ・パンチライン』を発表。ロックの原点に立ち返り、出来る限り虚飾を排し、骨格をむき出しにしたオーガニックで骨太なサウンドを追求したが、セールス的には思うような結果を残せず、その後ヌーノが脱退を表明しバンドは一旦解散してしまう。ゲイリーはなんとサミー・ヘイガーの後釜としてヴァン・ヘイレンに加入し1枚の作品を残した。ヌーノは「ヌーノ」「モーニング・ウィドウズ」「ポピュレーション1」と名義を変えながらソロ・プロジェクトに邁進した。

2003年夏、東京で開催されたイベント「ギターウォーズ」に出演したヌーノが、急遽リハーサル中に思い立ちゲイリーを日本に呼び寄せたことがひとつのきっかけとなり、その後バンドは再結成に向けて動き出した。パット不在ながらも2005年に来日公演行い、東京4公演・大阪・名古屋とすべてソールドアウトとなった。その後ポールは解散後に就いていたマネージメント業務に専念、ケヴィン・フィグェリド(ds)が加入。そしてパットもバンドへ復帰した。2008年には5枚目のアルバム『サウダージ・デ・ロック』をリリース。2012年には最大のヒット作品『ポルノグラフィティ』の完全再現ライヴをここ日本で開催。その後2014年には25周年ツアーでも来日。それぞれ完売続出と常に日本での人気の高さを証明している。また、2016年のジャパン・ツアーでは『スリー・サイズ・トゥ・エヴリ・ストーリー』収録の組曲「エヴリシング・アンダー・ザ・サン」の再現が披露されている。

先日、実に15年ぶりとなるオリジナル・アルバム『シックス』を6月にリリースすることが発表され、先行シングル「ライズ」を同時公開。ヘヴィなリフを基調とした曲だが、そこにはこのバンドならではの多様性の一翼を垣間見ることができるといえよう。ヌーノは「『SIX』は間違いなくモダンだけど、ヘッドフォンを付けて聴けば、あらゆる場所を旅することができる。EXTREME2.0みたいなものだね」と語っている。そして、この秋には7年ぶりの来日公演が決定。新たな楽曲を引っ提げてのツアーは、バンドから来場するファンへの大きなプレゼントになるだろう。多くのヒット曲、人気曲に加え、ヌーノが語るようなVersion2.0に進化したパフォーマンスを見せてくれるに違いない。

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