KRAFTWERK/クラフトワーク

3-D Concert

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  • KRAFTWERK 音楽ライター/Shop Mecanoの店長 中野泰博氏の寄稿文を掲載!
    2019.02.25

    テクノ、ハウス、EDM、あらゆるエレクトリック・ミュージックのルーツであり最高峰、という評価が揺るぎないテクノ・ゴッド・クラフトワークの6年振りとなる単独公演が決定した。

    クラフトワークは活動初期の70年代から演奏の背景にスライドやビデオでイメージ映像を投影して来たが、2012年からは演奏と同期するヴィジュアルを全て3-D仕様のCGに新調し、観客は入場時に配布されるカスタム3-D眼鏡をかけてライヴを楽しむ、という他に類を見ない“3-D・マルチメディア・アート・パフォーマンス”を展開している。
     それから現在まで、映像、曲のアレンジをこまかくグレード・アップしつつ、世界各地の名だたるホール(シドニーのオペラハウス、フランスのフォンダシオン・ルイ・ヴィトン、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール、モスクワのクレムリン宮殿等々)で公演を続け、数多くのフェスティヴァルのヘッドライナーも務めてきた。
     昨年は近年のライヴの模様を収録した映像/音源作品『3-D THE CATALOGUE』をBlu-ray、DVD、8枚組CDBOX、9枚組LPなどでリリースし、「第60回グラミー賞:最優秀ダンス/エレクトロニックアルバム賞」を受賞した。これは自宅に再生可能な装置があれば3-D体験が出来る決定版とも言えるソフトだった。
     しかし視界いっぱいに飛来する3-D映像、ホールを震撼させる電子重低音の圧倒的な迫力はライヴならではなので、今回の来日公演で是非その比類なきパフォーマンスを体験されたい。
     前回の来日公演では前半の日程にライヴを体験した観客の多くがその素晴らしさに魅了されてリピ-ターとなり、公演スケジュール後半になるにつけ動員が増えつづけ最終日には「映像見切れ席」まで完売する結果となった。
     2013年の東京公演はカタログ・コンサートと題して彼等がリリースしてきた8枚のアルバムを日替わりで全曲演奏してゆくというセットリストだったが、今回の公演の特徴は全日がベスト・ヒット選曲であるという点。また6年の間にはアレンジや音色も随分更新されており、「スペースラボ」での円盤飛来シーン、「アウトバーン」の走行車の増加、といった映像のアップデート部分も見逃せない。
     東京オーチャード・ホール、大阪フェスティヴァル・ホールという由緒正しい会場であることも大きな魅力だ。全席指定のライヴは81年の初来日以来となる。クラブ音楽シーンからリスペクトが集中した90年代はオールスタンディングが通例だったものの、そこからさらにアート性を高めた現在のクラフトワークのステージは着席して鑑賞するのが相応しいクオリティに高まっている。

    Shop Mecano 中野泰博

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