SANTANA/サンタナ

【来日予定メンバー】
▪︎カルロス・サンタナ(G) ▪︎シンディ・ブラックマン・サンタナ(Ds) ▪︎ベニー・リートヴェルド(B)▪︎カール・ペラーソ(Timbales)▪︎アンディー・バーガス(Vo) ▪︎トミー・アンソニー(G) ▪︎デイヴ・マシューズ(Key) ▪︎パオリ・ メヒアス(Congas)▪︎レイ・グリーン(Vo)

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  • SANTANA 大盛況で終えた名古屋公演をレポート!
    2017.04.27

    豊富なレパートリーと圧倒的技量による自在な即興性!これぞサンタナ・ライヴの醍醐味!

    • 盛岡、大阪、名古屋と早くもジャパン・ツアー3公演を終えたサンタナ。残すは最終日、本日の日本武道館公演のみとなった。一昨日の名古屋ではセットリストもバンド・アンサンブルも最高と言いたくなる好演で、その前日の大阪では残念ながら演奏されなかった「哀愁のヨーロッパ」、「君に捧げるサンバ」を惜しげもなく披露!また、先週ついに世界初となる「完全版」が発売され、ふたたび大きな反響を呼んでいる『ロータスの伝説』の終盤のハイライト曲「祭典」をいきなり3曲目に、「ネシャブールの出来事」を7曲目に演奏するなど、序盤からオーディエンスの興奮を最高潮に持っていく大胆な構成に変えていた。しかも「ネシャブールの出来事」では、まさに『ロータスの伝説』ヴァージョンを彷彿させる「フール・オン・ザ・ヒル」(ビートルズ)や「マイ・フェイヴァリット・シングス」(コルトレーンで有名なジャズ・スタンダード)をインタープレイ的に挿入するなど、往年のファンを大いに喜ばせるアレンジを再現するサービスぶり。
    • お馴染みの「イ―ヴル・ウェイズ」では「上を向いて歩こう」(大阪では「さくらさくら」)を弾くなど、カルロスが昔から特別な思いを抱き続ける“日本”を大いに意識したスペシャル・メニューを毎夜展開してくれているのだ。今回のツアーで必ずやる「オリノコ・フロウ」(エンヤ)などの意表を突くカヴァー・メドレーをサンタナ流に自在にアレンジする懐の広さを見せながら、本編終盤では怒涛のサンタナ・クラシックス「ブラック・マジック・ウーマン」、「ジプシー・クイーン」、「僕のリズムを聞いとくれ」で全世代のファンを見事に完全一体化へと持っていった。
    • まさに百戦練磨のバンドならではの巧みな盛り上げ方とその尋常じゃないレパートリーの豊富さはサンタナの真骨頂だろう。カルロス・サンタナの唯一無二のギター・トーンと圧倒的なリズムを繰り出す素晴らしいバンド・アンサンブルに酔いしれながら本編が終了。アンコールでは、サンタナを一躍世界に知らしめたあの69年ウッドストック・ライヴ映像をスクリーンに映しながらの「ソウル・サクリファイス」でスタート。パーカッション3人によるソロ・パート含め(シンディ・ブラックマン・サンタナの見応え満点のドラム・ソロは必見!)、メンバーの顔触れは違えど48年前とまったく変わることのないパッションとスタイルで“サンタナ・バンド”は演奏し続けてきたことを再認識させてくれるようなシーンだ。
    • 続いて放ったのは00年グラミー賞で一挙9冠を獲得するきっかけとなったメガ・ヒット曲「スムーズ」。今度はウッドストックを知らない若い世代を虜にすることに成功した曲、デビュー30年の時点で離れ業をやってのけたサンタナを象徴するナンバーだ。スタジオ・ヴァージョンよりもリズミカルなライヴ・アレンジでいっそう会場はラテン・ダンス・パーティー状態と化し、そして最後に、カルロス・サンタナが常に発し続けているメッセージ「ラヴ・ピース・アンド・ハピネス」をそのまま歌に託した形でチェンバース・ブラザーズの同名カヴァーで幕は閉じた。
    • 日本愛と世界平和への想いを込めて奏でるサンタナ・ライヴは、誰もが瞬時に身体を揺らし、笑顔で溢れるような楽しい空気が充満しながらも、カルロス・サンタナからの人種や国境を越える普遍のメッセージ=“光”をオーディエンスそれぞれが思い思いにキャッチして帰っていく…何か大切なことを改めて思い出させてくれるような、そんな余韻を残してくれるライヴでもあるのだ。

    中西優一(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)

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